CompassPoint (コンパスポイント) ~若手社会人の情熱の魔法瓶~

What we do 活動内容

CP×uniph

1.プロジェクトの背景 

コンパスポイントの事務局の1人である小沼大地くんの、「どうしても、コンパスポイントに呼びたい人がいる!!」というリクエストのもと、2008年10月に行われた第8回勉強会にゲストとしてお越し下さったのが、NPO法人ロシナンテス代表理事の川原尚行さんでした。

ロシナンテスのホームページ
川原さんを迎えたCP8の様子

川原さんの熱くて豪快な生き方や、スーダンの人々、仲間、そしてご家族を大切にする温かい人柄に魅了されたコンパスポイントの仲間たち。今回、川原さんの一時帰国に合わせ、講演会の開催&アフリカンフェスタへの出展が決まっており、コンパスポイントのメンバーを中心に企画・運営をお手伝いさせて頂くことになりました。



2.プロジェクトの概要

<講演会チーム>
2010年6月5日にJICA地球ひろばで行われた講演会の企画・運営を行いました。企画段階においては、川原さんと相談しつつ講演会の内容やゲストを決めていきました。当日の運営に際しては、30人程のプロボノメンバー総出で、受付・グッズ販売・会場設営・パネル展示・懇親会準備等を行いました。

<アフリカンフェスタチーム>
アフリカンフェスタチームは6月12−13日に横浜/赤レンガ倉庫で開催されたアフリカンフェスタにロシナンテスブースを出展してきました。アフリカンフェスタは外務省と横浜市の共催するイベントで、アフリカ各国の大使館、アフリカ各地で活動するNPO団体、アフリカで事業展開する企業などが参加する日本で最大のアフリカのお祭りです。今年は南ア・ワールドカップもあり、例年以上の盛り上がりをみせ、なんと21万人の来場する一大イベントとなりました。

ロシナンテスとしてアフリカンフェスタに参加するのは今回が初ということで、CPメンバーを中心としてアフリカンフェスタチームを結成、ロシナンテスブースの企画から運営までを行いました。



3.活動の様子

<講演会チーム> 
準備期間は約1カ月。1週間に1回程度コアメンバーを中心に集まり、あとはメールベースでスタッフ間の情報共有を図りました。



<アフリカンフェスタチーム>
講演会チーム同様、準備期間は約1ヶ月。必要に応じて集まれるメンバーで集合し打ち合わせをしつつ、基本的にはメールベースで相談しながらブースを作り上げて行きました。平行して走っていた講演会チームとは、メーリスを共有し、お互いの動きをフォローしながら、二つのイベントでゴール設定などに違いが出ないように注意しました。週末に公園にビール片手に集合し、ブースのコンテンツを話合う等楽しい準備期間となりました。

4.活動の成果

<講演会チーム>
講演会本番は大成功でした!会場300席はほぼ満席。参加者の大半は川原さんの講演会を初めて聞く方ばかりでした。川原さんによる、ロシナンテス設立経緯やスーダンでの事業についての話に続き、2007年から川原さんを継続取材している写真家、内藤順司さんとの対談、スペシャルゲストの「かりゆし58」による生演奏、そして100人程の参加者で盛り上がった懇親会。この講演会が、少しでも多くの方々がロシナンテスやスーダンに関心を持って頂くきっかけとなったのであれば嬉しく思います。





<アフリカンフェスタチーム>
完成したロシナンテスブースは入り口に仁王立ちする川原さんの等身大パネルの効果もあり、ひときわ注目を集める人気ブースとなりました!来場したお客さんには、まず川原さんパネルと一緒にチェキで写真を取って頂き、この写真にメッセージを記入してもらい、パネルに展示しました。写真が現像されるまでの間に、ロシナンテスグッズの販売をしたり、川原さん語録を紹介するパネルなどを使って、ロシナンテスの活動紹介やRoccy Tokyoへの勧誘を行うなどしました。

Roccy Tokyoの説明はこちら

チェキ撮影は目標を上回る200枚以上、Roccy Tokyoへの登録も数十人を数え、販売用に持ち込んだカレンダーも2010年は既に半分が過ぎているにも関わらず売り切れてしまう!などブースは大成功となりました。途中別会場で行われた、みやっちのスーダン報告も朴訥とした語り口ながらじわじわと聴衆に感動が伝わりこれも大成功!参加していた他の団体からも「ロシナンテスブースは上手く差別化されていて参考になる。」との声も聞こえて来て、初参加としては本当に大成功だったと思います。

炎天下の屋外ブースで立ち続けた為、チームメンバーはすっかり日焼けしヘロヘロにもなりましたが、土曜日の夜から日曜日の朝にかけては、会場近くのホテルで合宿し、土曜チームから日曜チームへの引き継ぎを行うなど楽しい思い出に残る2日間になりました。更に、当日2日間は大勢のCPメンバーがブースへ遊びに来てくれたり、助っ人として飛び入りで運営チームに参加してくれ本当に助かりました!来てくれたみんなありがとう!



5.プロジェクト受け入れ先の方の声

川原尚行さん(代表理事):

< 講演会>
私の話に対して、入場料1500円!!相当のプレッシャーがかかりましたが、そこから生まれた一輪の花のプレゼント、黒田征太郎さんの絵、そして「かりゆし58」の生演奏。どれも素晴らしいものでした。私としては、かりゆしの演奏の際に、私の足元にいた三井田くんの頭をたたきながらのスライドの先送りの指示を出しており、それさえなければ、もっと私自身が感動していたと若干の後悔をしております。でも、このプレッシャーを与えてくれた皆様方に感謝いたします。また、やりましょうね!

< アフリカンフェスタ>
私はパネルのみの出演で、こんなに楽したことはありません。関係者の皆様、お疲れさまでした。でも、本心は参加したかったです。このようなイベントは、お互いに元気をもらうということになると思います。ブースに来られた方、そして対応した方がお互いに心を尽くしてもてなす、そしてもてなされるという事を通じて、お互いが元気になっていくのです。だから、来年はぜひとも、一緒に行いましょう。

6.メンバーの声

まき(会社員):
2008年に川原さんのお話を伺い、熱くて温かい人柄、スーダン人に敬意を抱きながら仕事をされている姿に、とても感銘を受けました。今回、素敵なプロボノメンバーたちと一緒に講演会の企画・運営をお手伝いさせて頂けたのはとても貴重な機会でした。今後もロシナンテスを応援していきたいと思います!

サイキ (商社勤務):
今回は講演会チーム、アフリカンフェスタチームに分かれ、僅か1ヶ月強の期間で2つのイベントを並行して実現するというかなりチャレンジングなプロジェクトでしたが、皆、それぞれ相当忙しいはずのメンバーが昼夜を問わずやり取りを続け、2つのイベントはどちらも大成功!CPメンバーのレベルの高さ、そして秘める思いの熱さを実感し、自分自身にとってもすごく刺激になりました。

「スーダンには日本に無い何かがある。」 単にスーダンを助けようというだけでなく、同時にスーダンから学んで日本を良くしていこうというロシナンテスのコンセプトは本当に大きな可能性があると思います。これからもロシナンテス×CPで日本と世界を盛り上げていきましょう!

まいこ (IT関連):
様々な業種で活躍するメンバーが積極的に意見を出し、きちんと役割分担を行ったことで、講演会、アフリカンフェスタともに大成功。(メーリングリストは約1カ月で300通を超え、深夜12時を回ったあたりから活発になってました)

キックオフ前にCP21で「プロボノ」について話し合ったこともあり、どうすれば上手くいくのか(失敗するのか)ということを、全員が把握していたことも、今回のロシナンテスのプロボノ成功につながったと思います。

これを機にRoccyTokyoとしてロシナンテスをプロボノで盛り上げていくことになりました!
「一人ひとりの力は小さくても、みんなの力が集まればきっと何かできるはず!」というロシナンテスの想いと共に東京で出来ることを情熱を持って、楽しくやっていきたいと思います。

CP×uniphのメンバー

<講演会チーム>
まき(会社員)
ひろぽん(外資系メーカー)
りょうこ(人材)
すわき(人材)
ゆか(コンサル)
さいき(商社)
カズ(商社)
まいこ(IT関連)

<アフリカンフェスタチーム>
さいき(商社)
カズ(商社)
りょう(商社)
えりな(商社)
みやっち(大学院生)
だいち(コンサル)
しお(広告)
まいこ(IT関連)



文章提供: まき、さいき