CompassPoint (コンパスポイント) ~若手社会人の情熱の魔法瓶~

What we do 活動内容

CP×TFT

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1.プロジェクトの背景

2009年4月、CP12のゲストスピーカーとしてTABLE FOR TWO(以下、TFT)代表の小暮さんを迎えました。

TFTのホームページはこちら

TFTは、開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病というふたつの問題をひとつの行動で解消しようという、日本発の社会貢献運動です。現在、その行動とは、対象となる社食でのヘルシーランチやヘルシー食品の購入です。1食につき20円の寄付金が、TABLE FOR TWOを通じてアフリカの開発途上国の子どもの学校給食になります。この20円は、開発途上国の給食1食分です。つまり、先進国で私たちがヘルシーな食事を1食とることで、開発途上国に飢餓を救う1食が贈られるという仕組みです。

CP12の模様


CP12では、「TFTを広げるためには」「新規プロジェクト」・・・などのアイデアがたくさん集まり、小暮さんもそれらからインスピレーションを得てくださったようで、実際に何か一緒にできることがあれば!という方向へ話が進んでいきました。アイデアの中でも出た『お弁当箱』の企画を小暮さんが以前から考えていたことと、ちょうど同時期にTFTへアプローチがあった企業さんとの企画が持ち上がっていたことで、そのあたりをまとめてCPとコラボレーションできないか、ということになりました。

そこで、小暮さんの人柄に惹かれ、TFTの活動に賛同し、更に、何か新しいものをカタチにしたいという思いとともに集まったのがこのプロジェクトのメンバーです。ゴールデンウィークも明けた5月某日、都内スタバの会議室でひっそりとキックオフミーティングが開かれたのでした。

TFT小暮さん


2.プロジェクトの概要

①目的
ランチボックスの製作。それによりTFTの裾野を広げること。利用する私たちにとってはヘルシー、アフリカの子供たちへは1食分寄付がいく。「世界の食の不均衡問題の解決」を実現することが、私たちにとって『絶対に譲れないもの』です。

②ターゲット
社会貢献にはじめの一歩を踏み出す人。従来のTFTは参加企業の社食でのアプローチが主体であったため、そこでリーチできていない層へTFTを広めようという考え。

③ストーリー
TFTと私たちには、その素晴らしい概念と溢れるアイデアと強い意志こそありましたが、このプロジェクトにはランチ『ボックス』を作ってもらうパートナーが必要不可欠!しかし、当初TFTに企画を持ってきていただいていた有力候補さんとの話が白紙に。夏前にはふりだしに戻って、1から地道な営業活動を行うことになりました。

「どうせなら1から作ろう!失うものは何もないのだし。」

という小暮さんの言葉に後押しされつつも、現実は厳しく、首を大きく縦に振ってくれる先はそうそう現れませんでした。

運命的な(!?)出会いが訪れたのは8月、偶然が重なったことからでした。

メンバーの1人の夏の旅行先が、偶然にもパートナー候補のお弁当メーカーさんの本社があるところでした。そこで。当たって砕けろ!旅行ついでに飛び込み営業をし、なんと、OKが出たのです!!偶然にも、「チャリティ商品を開発したいがうまく企画が進んでいなかった」ということで、TFTと組みたいとおっしゃっていただいたのでした。そこは、本社が遠方のため、やむをえず営業リストから外していたメーカーさんだったのです。・・何事も出会いなのだなと感じた出来事でした。

パートナーが見つかってからは、話が驚く程どんどんと進み、あきらめかけていた来春の発売も一気に目指せることになりました。今は、やるべきことが明確になった分、大忙しですが、着実にランチボックス発売へ向かって進んでいるわくわく感でいっぱいです!!

CP×TFTゆか


3.活動の様子

基本的には、隔週末の午前中にメンバーミーティングを、その翌週の平日朝にTFTとミーティングをして企画を進めています。

メンバーミーティングではアイデア出しや次回への課題を探り、TFTミーティングで進捗報告とアイデアのすり合わせを行います。企業への営業活動は、平日日中に動けるメンバーに頼っています。秋からの営業には、新たに強力なメンバーが参加してくれています!

全員が集まれることは滅多になく、mtg以外はメールなどでアイデアや意見を出し合います。ゆかちゃんがリーダーとして全体をとりまとめ、適宜、役割分担をしています。今は、広報、キャンペーン、販路開拓、料理研究家さん探し、リーフレット、ウェブサイト、営業隊・・に分かれてCP×TFT×更なる協力者の方々(デザイナーさん、コピーライターさんなど)で取り組んでいます。

CP×TFTこばとも


4.現時点での成果

来春、3月半ばにランチボックス発売が決定しています!!

春は始まりの季節。

ということで、新年度を向かえ心機一転の時期にランチボックスを世に送り出すことができるのは本当に嬉しいです。ランチボックスのデザインも決定し、発売に向けての環境整備も着々と進行中です。

中でも、TFTの別の新企画であるVegetable For Twoとは素敵なコラボができそうです!
Vegetable For Twoは、廃棄野菜などを利用した商品の購入によって集まる寄付金で、開発途上国に菜園を作っちゃおう!というまたもやかなりオモシロイ試みです。その他、これから仕掛けるキャンペーンやイベントのコラボ先にアプローチ中。

益々、期待は高まるばかりです!

2010/5/5 UPDATE! 
3月19日(金)、お弁当箱がついに発売しました!
(詳しくはこちら)

CP×TFTミーティング模様


5.プロジェクト受け入れ先の方の声

安東迪子さん(TABLE FOR TWO事務局):

コンパスポイントの皆さんと初めてお会いした2009年5月から、驚くべき短期間で企画が形になっていくさまは、何から何まで感動の連続でした。

皆さん非常にお忙しい中、深夜のメールでのやり取り、平日の早朝や週末を使ってのミーティングと、その情熱と行動力には感嘆させられるばかりです。しかも集まっているのは優秀な方ばかり、チームワークも抜群。本当に最高のチームです。

このプロジェクトが終わっても、皆さんとのお付き合いは一生ものにさせていただきたいと思っています。素晴らしいご縁に心から感謝いたします。

6.メンバーの声

由佳(コンサルティング会社勤務):

TFTのお弁当箱プロジェクトに携わって早8ヶ月、やってきて良かったなと思うことは、コンパスポイントで出会った「友達」が「仲間」に変わる経験が出来ることと、小さな力が集まれば大きなことが出来るという感動を味わえることです。

同じような想いを持った人が集まっているコンパスポイントだからこそ、その「仲間」と一つのものに向かって走ることで得られる刺激や達成感は、日常の仕事で得られるものとはまた違って学びに溢れています。始業前にTFTのmtgをすることも多いのですが、皆に会ってワクワクするmtgをすると、「今日も1日がんばろう!」という元気をもらえたりもします。このプロジェクトでの学びを本業の仕事でも活かすことが出来るなど、始めるまでは思いもしなかったような嬉しい出来事もありました。

また、一つの商品を世に出すにあたり、アイディアを出すことが上手い人、デザインを考えられる人、営業力のある人、...色々なバックグラウンドを持った人が集まるチームだからこそ、皆の力をちょっとずつ集めれば、本当に大きなインパクトのあるものを生み出せるのだということを実感出来ました。これは1つの会社内に閉じていないこのチームだからこその醍醐味だと思っています。

自分の「仕事」を今就いているもの1つに閉じないで、出来る範囲で「仕事」の範囲を拡げていくことで生み出せるものの可能性を信じて、これからも頑張りたいと思います!

ちえ(自動車メーカー勤務):

今思えばCP×TFTのお弁当箱プロジェクトを本気でやりたいと思ったきっかけは、自分が今の会社に入社した動機と全く同じ想いからでした!

「今ないものを世の中に生み出したい」「それによって世界の人を幸せにしたい」

それがもうすぐ現実になりつつあると思うと、CP×TFTのメンバーの力って本当にすごいなって改めて思います。業種も職種も違う、勉強してきたことも得意分野も全く違うメンバーだけど、だからこそみんなで集まって話しているとどんどん面白い構想が膨らんでくるし、しかもこのメンバーで動いていると本当にその構想がどんどん現実になっていくんだよね・・★

みんなと話しているといっつもワクワクするし、もういい大人なんだけど、気持ちは子どもみたいに目標に向かって走っている感じがする!これからもみんなで楽しみながら、お弁当箱企画をどんどん盛り上げていきたいです!

CP×TFTのメンバー

由佳 (コンサルティング会社)
志緒 (元外資系証券会社)
おまけん (法曹)
こばとも (コンサルティング会社)
あゆみ (広告代理店)
すわき (人材サービス)
ちえ (自動車メーカー)
まどか (NGO職員)
畝川 (総合商社)
手塚 (メーカー)
あきこ (元金融機関)
ひろぽん (メーカー)
ふー (証券会社)

CP×TFT


文章提供: ふーちゃん